実刑回避高等作戦?

イカタコウイルス「器物損壊にあたらない」 作成者、初公判で無罪主張 2010.12.9 15:54
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101209/trl1012091555005-n1.htm
>「イカタコウイルス」と呼ばれるコンピューターウイルスをインターネット上に流し、感染者のパソコンを破損させたとして、器物損壊罪に問われた元会社員、■■■■被告(27)の初公判が9日、東京地裁(岡部豪裁判長)で開かれた。■■被告はウイルスを作成したことは認めたが、「器物損壊にはあたらず、そういう意図もなかった」と無罪を主張した。
>弁護人も「パソコンのハードディスクに影響が生じたのは一時的で、復旧は可能だった」と述べた。

こんなウイルスを広範に拡散させればHDがオシャカになるのは技術屋なら誰でもわかること。だけど,技術屋が復旧するのもそれなりに容易だから言っていることは間違いではない。
しかし,法律屋がみたら,復旧修復容易性は器物損壊の故意の成立を妨げないどころか自白じゃろう。おそらく弁護人は,無罪を主張することで実質被害は軽いという実質情状立証主張で再度の執行猶予を狙っているんだろうけど,執行猶予中の同種再犯なんで再度の猶予狙いはきついじゃろ。