部下を育てる

私は様々な上司に育てられ罵声も浴びせられて*1育てられた。途中から自分もチーフや主任(グループリーダ)というヒラで部下を育てる義務も負った。
何度も「自分でやった方が早くいいものができるのに!」と焦りながら,その言葉を飲み込んでイライラしたことが繰り返された。とかく部下を育てるのは難しい。厳しくした方が反発してグングン成長する鼻っ柱が強い部下もいれば,緻密で独創的なコードを上げてくる繊細な部下は,丁寧に対応しないといけなくて,多忙に紛れてついツッケンドンな言葉をかけたら,ショックを受けて出社拒否症になったという苦い経験もした。あまりに知ったかぶりが酷い部下の赤子の手を捻って論破したら何年も恨まれた。
自己啓発本の「部下を育てる」類も読み漁ったが,いまだ悟りの境地に達っせないまま,個人企業として独立した。

*1:若い時は苦心の作のコーディング用紙を罵声と共にビリビリと破り捨てられた。今は上司の激怒する気持ちが判る。そのようなカスなコードを納期の前日に提出したから当然であった(汗