管理職同僚の助け

部下の管理や指導に失敗したとき,上司や管理離職同僚に随分助けてもらった。当時の上司が言うには,「直接の利害がない隣のチーフが第三者的に「感想」を述べれば,できる部下は素直に理解する。」とのことで,これには随分助けられた。当時の勤務先の隠れた社風になっていたように思う。
もうご存じのとおり,ミソは「利害関係のない横の管理職の感想」という奴だ。直属の主任やチーフと言っても,それなりの職務評価権や人事権という企業人としての生殺与奪の権を事実上もっているし*1,毎日顔を会わせるので,機嫌など損ねたくないと思うのは当然だからである。
その点,直属の上司でないライン外の上司格なら,職場や専門職の先輩として私的感想という意見も素直に受け入れられるからである。この点は多言を要しない。

*1:最近は正式に主任やチーフクラスにも第1次人事考課権や職務評価権を与える組織も多い