国家戦略FBI?

ボットネットスペイン摘発事件》夏井教授のブログから
2010年3月4日(木曜日)
botネットはどのようにして突き止められたのか
http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/bot-bb60.html
>スペインにおけるbotネットの摘発は,FBIとの協力によってなされたもののようだ。下記の記事が出ている。
> How FBI, police busted massive botnet
> 12m zombie machines run by 3 admins
> Register: 3rd March 2010
> http://app.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post?blog_id=218308
>それにしても,世界中の1270万台ものPCがたった3名の者によって支配を奪われ操作されていたとは,驚くばかりだ。botにするためのウイルスやワームの怖さを改めて思い知らされる事件だと思う。

《韓国2chサイバーテロ》一部ガイシュツ再掲です
2ちゃんねる攻撃で米企業がFBIと法的措置検討 損害2億2千万円
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/100302/its1003022017002-n1.htm
2ちゃん攻撃は国際犯罪 FBIが首謀者割り出し捜査へ
2010/3/ 3 21:05
http://www.j-cast.com/2010/03/03061510.html
>これは、BIG-server.comがデータセンターから得た情報だ。とはいえ、攻撃が自動化されていた可能性もあることから、米PIE社では、企業への「サイバーテロ」として米国の公的機関に調査を依頼したい考えをすでに明らかにしている。

参考:《グーグルvs中国》最近の動き
グーグル中国問題、ヤフーに飛び火:日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20100125/212391/
Google中国問題で、米中が大使レベルで協議を開始 -INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100125_344678.html
グーグル検閲で中国提訴も 米政権「WTO案件の価値」
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/100304/ecc1003040510002-n1.htm
サイバー攻撃は「素人」の仕業 米グーグルが見解
http://www.cnn.co.jp/science/CNN201003030018.html

米国では,特定経済分野(資源確保や国際資本メジャーの国家戦略を含む*1 )で米国企業や国家の権益や安全が脅かされると,当初は外交で,次いで警察(法執行機関)がお出ましになり,それでも効果がないと軍隊出動(軍事作戦)*2という伝統がある*3。ボストンティーパーティー事件*4に起源を見て,第二次世界大戦前では,中南米の世界警察アンクルサムで名をはせ,戦後でも,中東の石油戦争*5,日米コンピュータ戦争(IBM三菱スカム事件*6 ),自動車輸出規制ジャパンバッシング事件,etc.。

*1:アンソニー・サンプソン著/田中融二訳「業国家ITT―巨大多国籍企業の生態」サイマル出版会(1974) ASIN:B000J9TMZG

*2:軍産複合体http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8D%E7%94%A3%E8%A4%87%E5%90%88%E4%BD%93

*3:諜報機関の暗躍はさておいてですw

*4:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%B3%E8%8C%B6%E4%BC%9A%E4%BA%8B%E4%BB%B6

*5:広瀬隆著「世界石油戦争―燃えあがる歴史のパイプライン」日本放送出版協会(2002/06),ISBN-10:4140807024 ISBN-13:978-4140807026,落合信彦著「石油戦争」集英社(1980/01),ISBN-10:4087722392 ISBN-13:978-4087722390

*6:IBM産業スパイ事件。http://ja.wikipedia.org/wiki/IBM%E7%94%A3%E6%A5%AD%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E4%BA%8B%E4%BB%B6